無形民俗文化財の継承へ 古寺山自奉楽保存会唄い始め 須賀川市上小山田区


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    唄い始めをする古寺山自奉楽保存会

 県指定重要無形民俗文化財の古寺山自奉楽保存会の唄い始めは、旧暦の1月2日に合わせ約20人が出席して、上小山田区民館で開かれた。
 古寺山自奉楽は今から約270年前から同地区に伝えられる伝統的民俗芸能で、白山寺聖観世音の御開帳に合わせ33年に一度奉納舞しているもので昭和49年に県文化財に指定された。持続継承するために月1回の練習を行っている。
 永山茂雄区長、永山喜朗副区長、熊谷良直社寺長、熊谷義一社寺会計、熊谷忠男社寺総代たちを迎え、保存会の師匠らが「歌」「笛」「振り付け(踊り)」を練習した。
 熊谷留正会長は「唄い始めにご協力ありがとうございます。旧暦のお正月という事で半てんを着て、唄と踊りを披露します」とあいさつし、永山区長が祝辞を述べた。
 自奉楽の踊りは「平鍬踊り」「御田植え踊り」「獅子舞」の3つの芸能で構成されている。「御田植踊り」は田耕いから米つきまで12種類に分かれており、そのうち7種類を笛や歌に合わせて踊りを披露した。

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