「広い視野を身につけて」 天栄中ふるさと・夢プロジェクト


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    後輩たちにアドバイスする幡谷さん

 天栄中の総合的な学習の時間「ふるさと・夢プロジェクト」は18日、村にUターンして米粉のパンやスコーンなど作る「グルテンフリーお米のパン工房穂鹿」の幡谷原太さんら3人が職業講話を行い、村で働くやりがいなど語った。
 同校は「天栄ならでは」の教育として、ふるさとを探究的に学ぶ同プロジェクトに通年で取り組んでいる。今回は1年生約40人を対象に実施した。
 幡谷さんは自然農法で農作物を手掛け、加工して付加価値を付ける自身の取り組みを紹介し、「天栄は田舎だからこそのびのびと仕事ができる」とした上で、「人の役に立ちたい」という根幹にある思いなどを語った。
 また後輩たちへのアドバイスとして「自分が何をすべきかを見つけるためにも広い視野を身につけることが大切であり、いろいろなものを学び、いろいろな人に出会い、物事を様々な角度から見られるようになってほしい」と伝えた。
 生徒たちはSNSを活用してユーザーに直接自分の思いを伝え、共感を得ながら農業、加工、販売に取り組む幡谷さんの姿に関心を示していた。
 このほか、村職員と長沼分署の消防職員がそれぞれ講話した。

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