春の風物詩「こも外し」が行われた牡丹園
須賀川牡丹園の春の風物詩「アカマツのこも外し」は20日、園内で行われた。
こも巻きは江戸時代から行われてきたとされる虫駆除法で、悪影響を及ぼす様々な害虫から樹木を守るため毎年行われている。
昨年11月にワラでできたこもを巻きつけた。こもの中で害虫を越冬させ、害虫が冬眠から目覚める前のこの時期に外し、こもごと焼いて駆除している。
園内には樹齢200年以上の老木もあり、牡丹園保勝会職員らが約180本のアカマツから1本1本丁寧に取り外した。
作業を終えすっきりとしたアカマツが間近に迫った春の訪れを告げている。