運転者に注意を呼びかける須賀川署員
県警が新たに設けた毎月22日の「飲酒運転根絶に向けた取り組み強化日」に合わせ、須賀川署は鏡石町鏡沼地内の町道で飲酒検問と速度違反取り締まりを行った。
同路線上では昨年11月23日と今年1月25日に歩行者が犠牲となる交通死亡事故が発生しており、続発防止を含めて署員10人が運転者らに交通安全の徹底を呼びかけた。
同署によると昨年管内では飲酒運転による逮捕者が12人おり、このうち6割が事故により発覚した。実際はもっと多くの飲酒運転が隠れている可能性もある。
なお飲酒検問等は18時から3時間にわたり実施し、飲酒運転はなかったが速度違反4件、シートベルト未着用1件を取り締まった。
同強化日は郡山駅前で今年1月、予備校生が飲酒運転の犠牲となった事故を受け、全県で続発防止に取り組むため県警が設けたもの。
まもなく歓送迎会シーズンに突入するが、命に関わる事故を防ぐためにも飲酒運転を絶対に許さない空気の醸成など、地域ぐるみの取り組みが求められる。