全国での大会を村長報告 岩崎さん、陸上競技で活躍


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    添田村長らに意気込みなど語った岩崎さん(左2)

 大学女子陸上界で全国を舞台に活躍する岩崎麻知子さん(天栄中出身、拓殖大2年)は21日、村役場を訪れ添田勝幸村長らに今年度の振り返りや今後の目標などを語った。
 岩崎さんは今年度、関東学生陸上選手権5000㍍で10位、東日本女子駅伝3区を3位、全日本大学女子駅伝2区を7位などの成績を残した。
 一方でケガに苦しんだ1年であり、夏には大腿骨の疲労骨折で1カ月半も走れないという、これまでの陸上人生で最大の試練を迎えた。「精神的にも辛かったですが、ちょうどその頃、『二十歳の集い』に出席するため天栄に戻り、色々な人が声をかけて励ましてくれました。そして周囲の支えを改めて実感し、成長につなげることもできました」と明るい表情を見せる。
 合宿期間中はケガで練習できない悔しさを抱えつつ、毎朝午前3時に起きて45㌔を3回に分けて歩く練習を続けた。
 ケガから復帰後の学内記録会では3000㍍を積極的な姿勢で走り抜いて自己ベストの9分6秒をマーク、あこがれの先輩である不破聖衣来選手(拓殖大4年)に勝つこともできた。
 3年生となる4月からの目標として5000㍍15分30秒台を掲げる。「走る力は付いていると思うので、質の高い練習を続け、弱気にならず大会で好成績を残し、目標のユニバーシアード出場をつかみたいです」。
 またロードにも意欲的で、富士山女子駅伝後はハーフマラソンの出場も視野に入れる。
 添田村長と瀬和マユミ村体育協会長が激励金を手渡し、「活躍は大変誇らしく、思いの実現へ村としても支援したい」「世界を目標に頑張ってほしい」など、さらなる活躍に期待を寄せた。

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