卒業証書を受ける生徒
須賀川・岩瀬地方の4高校(須賀川創英館、須賀川桐陽、清陵情報、岩瀬農業)は1日、卒業式が各校で行われた。約750人の卒業生は友人や恩師との別れを惜しみながら、青春の母校を巣立った。
このうち須賀川桐陽高は同校体育館で卒業証書授与式が行われた。
卒業生201人が呼名され、代表の普通科佐久間千洋さん、数理科学科鈴木佳乃子さんに卒業証書が授与された。
櫻井克彦校長は「皆さんは日々の努力や仲間との励まし合いで苦難を乗り越え、卒業を迎えた。自信と誇りを持って未来に進んでほしい。様々なことが変化する時代であるが、桐陽高で培った誠実さを変わらない宝物として大切にしてほしい」と式辞を述べた。
在校生代表の小林恵生徒会長が「先輩たちの姿に、学校生活は自分たちの手で作り上げることができると学んだ。これから責任感を持って学校の伝統を守り発展させられるよう努力していきたい」と送辞し、卒業生代表の成田爽良前生徒会長が「これまで心が折れそうな辛く苦しいことも、仲間たちに何度も助けられ、本当に出会えて良かった。先生方や家族にも感謝している。在校生は悔いの残らないよう、楽しみながら何事にも挑戦してほしい」と答辞を述べた。
卒業生らは保護者や教諭らの温かい拍手に包まれて会場を後にし、3年間の学校生活に思いを巡らせて涙ぐむ姿もみられた。