今年で50年の歴史に幕 県内外から集う牡丹杯剣道大会


 春の大型連休の恒例行事として毎年多くの剣士が交流を深めてきた須賀川市の牡丹杯剣道大会は今年4月29日に行われる第50回を持って終了する。
 大会実行委員会、須賀川剣道連盟少年部後援会の主催。
 大会は昭和51年、高校生の大会としてスタートし、「学校剣道の普及発展と健全な青少年の育成」のため円谷幸吉メモリアルアリーナで毎年行ってきた。大会規模は県内最大級であり、多くの剣士が腕試しをする貴重な機会となっていた。
 令和元年台風や新型コロナで4年間中止したこともあったが、昨年は県内外の約160チーム、約1900人が出場し、久しぶりの大会を盛り上げた。
 実行委員会は大会の開催趣旨を十分に果たせたものとして、今大会での幕引きを決めた。
 長年大会に携わってきた市内関係者からは、やむを得ないと納得すう一方で、残念がる声も聞かれる。
 最後となる今年の大会は小中学生の部が今月31日まで、高校生の部が4月5日まで参加を受け付けており、有終の美を飾るにふさわしい盛り上がりが期待される。

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