集中した射を披露する選手たち
県弓道連盟の第9回出身校別対抗戦は2日、須賀川市武道館弓道場で行われ、県内154人の選手らが母校の仲間たちと鍛錬の成果を競い合った。
高校や大学卒業後の弓道離れを防ぎ、新卒者にも積極的に参加してもらうための大会であり、全国的にも珍しい取り組み。
選手たちは仲間たちとの旧交を温めながら、学校卒業後も磨き続けた腕前を披露し、弓道に対するモチベーションを高める機会となっていた。
また現役高校生らも出場し、先輩たちの射に学びを得ていた。
団体は日大工学部が的中数20で優勝し、個人競技では昨年末に県内の女性として初めて弓道称号の最高位とされる「範士」に昇格した髙井幸子さん(県立石川高出身)が皆中の上、順位決定戦も制した。
須賀川勢は団体で須賀川桐陽高さくら(道山由巳さん、宗形翠さん、長谷川静香さん)が5位、個人で須賀川高チームの熊田英雄さんが4位と健闘した。