すかがわ特撮塾作品「フェザーロン」上映会 充実の活動成果を公開


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    特撮塾塾生考案怪獣3体がそろい踏み
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    3期生が活動を振り返り思い出などを披露

 特撮の神様円谷英二監督の技術や情熱の継承を目指す須賀川市内の中高生が参加した「すかがわ特撮塾」3期生の閉講式と制作作品上映会は15日、tetteで開かれた。
 すかがわ特撮アーカイブセンターを拠点に中高生を募集し、ウルトラマンブレーザーなどを監督した田口清隆塾長と現代特撮の最前線で活躍するプロスタッフらが講師を務めた。昨年6月から全15回の講座を開き、塾生自ら怪獣の考案、アクタースーツ制作、絵コンテ、撮影、編集に挑んだ。
 3期生が制作した空想特撮怪獣映画は「フェザーロン 須賀川と古(いにしえ)の唄」。特撮塾初の飛行型怪獣を考案し、1000年に一度目覚めるフェザーロンが須賀川と福島空港に現れ、中高生と不思議な童が市歌の替え歌で鎮めるストーリー。
 閉講式は田口塾長から塾生9人一人ひとりに修了証書と激励メッセージを贈り、塾生からは「自分たちで怪獣を考え、動かし、撮影してとても充実した活動が出来た。これからも塾生の活動をサポートしながら特撮を楽しみたい」などの声が聞かれた。
 午後からは作品上映会とトークショーが開かれ、作品とともに塾生たちのメイキング映像を初公開した。ステージには過去2回の塾生たちが考案・制作したヨロイガーとエスターガ、3期生作フェザーロンが初めてそろい踏みしてポーズを決め、来場者らも大興奮でカメラを向けていた。
 トークショーは田口塾長と特撮塾講師らを囲んで「すかがわ特撮塾と子どもと地域~3年間を通してみえてきたもの」をテーマに意見交換し、これまでの成果とこれからに期待することなどを話した。
 tetteロビーにはフェザーロン撮影現場を再現した特撮ミニチュアや関連資料を展示し来場者の注目を集めていた。
 「フェザーロン 須賀川と古の唄」はすかがわ特撮アーカイブセンターで定期公開する。