仁井田と大東の「宝」発表 田植え踊りと自奉楽体験会も


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    仁井田田植え踊りを全員で体験
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    地域の魅力を詰め込んだ宝の地図を展示

 須賀川市地域の宝創造プロジェクト「地域の宝合同発表会―仁井田・大東地区」は22日、両地区を中心に約60人が参加してtetteで開かれ、地域の魅力に光を当て、アトラクションとして仁井田田植え踊りと古寺山自奉楽の披露・体験もあった。
 市は地域の魅力を再発見する「地域の宝創造プロジェクト事業」を令和3年度からスタートし、地元住民がそれぞれのふるさとの隠れた名物や伝統、風景などを再発掘して発表している。
 今年度は仁井田・大東両地区をピックアップし、約20人が計4回のワークショップで宝を集め紹介する「宝の地図」を作成した。
 5回目の活動は宝の発表会を企画し、仁井田地区は田園風景と小学校の赤い屋根や校内の壁画、舘ケ岡のはじめ狛犬、地区出身の根本博中将などを、大東地区は八流の滝、大東コミュニティセンター周辺の田園風景、美しい空が広がる交差点、水郡線の駅などの魅力を紹介した。
 大東地区のメンバーとして参加した熊谷美咲さん(大東中3年)と永山心結希さん(同1年)は発表会の司会も務め、自身も参加する自奉楽の魅力を語った。2人は「事業に参加して大東の宝を改めて発見できてよかった」と充実した活動を振り返った。
 合同発表終了後は仁井田田植え踊り(市指定無形民俗文化財)と古寺山自奉楽(県指定重要無形民俗文化財)の実演と解説を行い、体験会には大寺正晃市長もゲスト参加して大人から子どもまで大いに盛り上がった。