アーモンドの適応調査 耕作放棄地で初の実証実験 小倉地内の生田目さん


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    アーモンドを新植する生田目さんたち

 県中農林事務所、須賀川農業普及所の協力で、国営総合農地開発地区の耕作放棄地活用事業で27日、須賀川市内で初めてアーモンドの地域適応性を調査するための実証実験として、小倉地内の生田目英一さん所有のほ場で定植作業が行われた。
 荒井忍県中事務所農村整備部農地計画課主査が「耕作放棄地が年々増加していることから、事業として行って行きますのでよろしくお願いします」、鈴木健斗農業普及所経営支援課技師がアーモンドを新植する株、改植の方法や植え付け後などについて説明した。
 塩田邦平母畑地区土地改良区理事長が「放棄地が多く県の指導を受けながら実証実験をし、面積を増やしていければと思います」とあいさつした。
 山形県天童市の果樹苗木生産卸の佐藤苗木園の佐藤隆代表がアーモンドの種類、収穫時期、管理方法などを説明し、「モモの仲間なので頑張りましょう」と述べた。
 アーモンドの種類は代表的なノンパレル、赤と白のマルコナの3種の1年苗木40株を30㌃の畑に定植した。
 アーモンドは4、5年程度で実をつけるため、今後は肥培管理をしながら生育を見守る。