須賀川市が空き家バンクの協定締結 新年度から新たな体制へ


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    協定を結んだ(左から)加納会長、大寺市長、新妻本部長

 須賀川市空き家バンクの媒介等に関する協定締結式は28日、市役所で行われ、市が全日本不動産協会県本部、県宅地建物取引業協会のそれぞれと協力関係を結んだ。
 市の空き家バンク事業は令和3年1月に市内の都市再生推進法人のテダソチマと協定を結んで進めてきたが、3年以上が経過して空き家の登録累計は4件、成約累計は1件と伸び悩みが課題となっていた。
 そのため新年度からは両協会を通じて全国・全県から登録や紹介を受け付け、空き家の流通促進による管理不全な状態の防止を目指す。
 協定書にサインした大寺正晃市長は「全国的に幅広いネットワークがあり、不動産の売買、賃貸に関し専門的知識と経験を有する両協会と、空き家バンクの適切な運営に連携して取り組むことで、空き家流通を一層促進し、市民の良好な住環境形成と安全で住みよいまちづくりにつなげたい」と述べた。新妻真孝全日本不動産協会県本部本部長、加納武志県宅地建物取引業協会長も協力に前向きな姿勢を見せた。
 新たな空き家バンクは事業者に対する説明等の準備期間を経て、5月頃から本格始動する見込み。