鯉のぼりを飾るアリーナ職員
須賀川市の鯉のぼり掲揚事業について、市役所や各コミュニティセンターなど代替で揚げる公共12施設が決まった。このうち釈迦堂川沿いにある円谷幸吉メモリアルアリーナは1日から屋内での展示をスタートし、利用者の目を楽しませている。
シビックプライド醸成と青少年の健全育成のため、市民から寄付された鯉のぼりを昭和62年度から釈迦堂川上空に揚げてきた。
今年度はポールの劣化診断調査のため休止が予定されているが、代替事業の一つとして各施設での掲揚を行う。
数は市役所みんなのスクエアとtetteが各10匹、そのほかは2、3匹の予定。
釈迦堂川沿いでは1日から須賀川夜桜ライトアップがスタートし、アリーナ駐車場には露店も軒を連ねている。初日は雪や雨で、サクラ並木も見頃は先になりそうだが、アリーナの利用者たちは鯉のぼりの姿に驚きながらも、笑顔をこぼしていた。アリーナでは今後、屋外での掲揚も予定している。
なお大寺正晃市長は先の会見で「点検により安全が確認されたポールによる今シーズンの鯉のぼり掲揚」も可能性として示しており、今後の対応に注目が集まる。
鯉のぼりの掲揚施設は次の通り。休館で見られない日もある。
▽4月上旬~5月中旬=円谷幸吉メモリアルアリーナ、中央体育館、市民スポーツ会館▽4月中旬~5月中旬=市役所みんなのスクエア、tette、東・小塩江・大東コミュニティセンター▽4月下旬~5月下旬=稲田・仁井田・長沼コミュニティセンター▽4月下旬~5月上旬=ムシテックワールド