鉄で表現したファンタジー作品と作者
須賀川市北山寺町のギャラリーマスガは5日から13日まで、いわき市在住の彫刻家安斉重夫さんの「鉄の彫刻ファンタジー」を開く。観覧無料。開場は午前10時から午後6時まで。会期中は作家が在廊予定である。
マスガでの作品展は令和3年以来4回目。今回も鉄の魅力を最大限に引き出して幻想的な世界を表現した約50点を展示する。
細部までこだわり丁寧に作りこまれた「心の栄養になる癒しの彫刻」をぜひ楽しんでほしいと来場を呼びかけている。
安斉さんは福島市出身。福島大在学中に彫刻家の白沢菊夫に師事し、昭和48年に二紀展初入選から8年連続入選、個展を中心に国内外で活躍する。
幼少期から身近な鉄に魅了され、昭和57年から独学で鉄の彫刻を始め、県総合美術展美術館長賞、いわき市民美術展市長賞、河北新報美術展一力次郎賞などを受賞した。
宮沢賢治の文学作品を愛し、その文章から影響を受けた夢のある優しい世界を表現し、宮沢賢治イーハトーブ館展示をきっかけに、絵本「どんぐりと山猫」と「注文の多い料理店」に作品写真が採用され、現在は3作目発行に準備が進められている。
8日は定休日。問い合わせは同ギャラリー(℡ 0248-76-7511 )まで。