大寺市長と名刺交換する子どもたち
須賀川市の「こども市長室」は2日、小学生と保護者ら14組35人を大寺正晃市長が歓迎し、市長室や市政経営会議室、議場を自ら案内し、職員と一丸となって進めるまちづくりや、市民の代表である市議と交わす議論など説明し、市政に対する子どもたちの関心を高めた。
事前申し込みを不要として実施した初めての試み。夏休みや冬休みの実施も今後予定している。
親子らが緊張しながら市長室に入ると大寺市長は「ようこそ」と元気なあいさつで迎え、子どもたちの手書きの名刺と、市オリジナル怪獣スカキングが描かれた自身の名刺とを交換した。
親子らは市長席に座ったり、市政経営会議室のバックパネルや議場の議長席などで記念撮影を楽しんだ。
また須賀川の好きな「もの」「こと」「場所」について、きゅうりや桜、松明あかし、秋祭り、円谷幸吉メモリアルマラソン、tette、市役所、自身の通う学校、神炊館神社などを付せんに書いた。
大寺市長は「私たちは須賀川のためチームとして一所懸命に働いています。皆さんの意見が大切なので、何でも言ってください。直せることは何でも取り組みます」と伝えた。
子どもたちから市への要望として「楽しかったのでもっと色々な場所を見せてほしい」「議会を休日にやってほしい」などの声が寄せられた。
参加した大久保知佳さん(須賀川一小新4年生)は「初めて見るところが多くて、市長のイスはふかふかしてました。大寺市長は優しくて面白かったです」と満足気に語っていた。