天栄村はリユース促進によるゴミの減量化に向け、東京都のマーケットエンタープライズと連携協定を結んだ。同社が提供する不用品の買い取りサービス「おいくら」を通じ、村民によるリユース(再利用)を促す。
村は令和4年度の1日1人あたり家庭ゴミの排出量が776㌘あり、県中管内12市町村でワースト1位、全国平均496㌘を大きく上回った。
このため今年から来年3月まで「みんなでチャレンジ ゴミ『減量』作戦」として、1日1人あたりの量をそれぞれ100㌘減らすよう協力を呼びかけている。
今回の協定締結はその一環であり、リユース活動促進による循環型社会の形成に向け手を取り合った。
具体的な協力内容として同社の「おいくら」内に専用ページを設け、不用品のリユースを促す。
村民は不用品の写真や商品名など専用フォームで送信し、買取業者による査定結果を後日知らせる。
費用をかけずに処理できるだけでなく、持続可能な社会に貢献できる。引き取りは買い取り業者が担う。
サービス内容は村ホームページで紹介するほか、来月にも全戸配布のチラシで周知を図る。
このほか家庭ゴミの減量に向け、生ゴミの水切り徹底、雑紙(ざつがみ)の分別回収など、一人ひとりの協力を呼びかけている。