中央体育館前を泳ぐ鯉のぼり
須賀川市は釈迦堂川での鯉のぼり掲揚事業について、可能な範囲での実施を模索し掲揚ポールの検査を早期に行ったが、ひび割れ等の状況を確認し、今年度の休止が確定した。
シビックプライド醸成と青少年の健全育成のため、市民から寄付された鯉のぼりを昭和62年度から休むことなく釈迦堂川上空に揚げてきた。
約40年が経過し、掲揚に使用するコンクリート製ポールの劣化検査を行うために今年度は休止する予定だったが、春の風物詩を待ち望む声が強く、検査で問題のなかったポールのみを使った掲揚も可能性として検討した。しかし検査の結果、安全性を最優先する観点から休止することにした。
なおポールは鯉のぼり掲揚による負荷がなければ倒壊の危険性はない。
次年度以降の掲揚は方法なども含めて今後検討していく。
代替事業として市内公共12施設で鯉のぼりを掲揚する。円谷幸吉メモリアルアリーナや中央体育館、スポーツ会館では既に掲揚をスタートしており、市役所とtetteでは18日から、そのほかの施設も順次鯉のぼりを揚げる。