18日の有料開園を待つ須賀川牡丹園 チューリップが見頃を迎える園内
250余年の時を経て絢蘭に咲き誇る国指定名勝の須賀川牡丹園は18日から有料開園する。午前9時から開園式が行われ、毎年好評の牡丹鉢贈呈は抽選で10人(1家族につき1鉢)にプレゼントする。開園式に先立ち午前8時半から園内の牡丹稲荷神社で安全祈願祭が行われ、今シーズンの無事を祈願する。
開園式は牡丹園正面入り口前で行われ、牡丹園保勝会の柳沼直三理事長があいさつし、大寺正晃市長の祝辞のあと、関係者らと須賀川出身の俳優である峰平朔良観光牡丹大使がテープカットし、抽選で当たった10人に牡丹鉢を贈る。
安全祈願祭は神炊館神社の須田智博宮司の神事で、柳沼理事長、大寺市長、栁沼御三家代表らが玉ぐしを神前にささげる。
園内は早咲き牡丹のつぼみが膨らみはじめており、約10㌶の敷地内に290種7000株の牡丹が咲き競う。古木や園内で生まれた新種の「希望の光」や銘柄牡丹など色とりどり多彩な花を楽しめる。
花の見頃が見込まれるゴールデンウイーク中のおもてなしとして、有志団体のステージショーや関連イベントなどが開かれる。
18日から5月上旬は本町町内会の協力で和傘アートin牡丹園が企画されている。
須賀川茶道連合会による呈茶は25日から28日の牡丹花神亭で午前10時から午後3時まで。
市民団体などのおもてなしは、29日にむかし話(すかがわ昔話の会、ふくしま四人会)、5月3日は仁井田田植踊り(仁井田田植踊保存会)、御田植踊り(古寺山自奉楽保存会)、和太鼓演奏(奥州須賀川松明太鼓保存会)、オカリナ演奏(オカリーナたんぽぽ)。
4日はフラダンス(辻ハワイアンスクール)、伝統芸能南京玉すだれ(楽笑一門会)、書道パフォーマンス(須賀川桐陽高書道部)。
6日は幼稚園~小学校低学年の子どもたちによるダンス。日本民謡踊り(須賀川ふる里民謡会・秋桜民謡会)、太極拳演舞(すかがわ太極拳04)などが繰り広げられる。
なおフラワーセンター管理事務所では18日から5月11日まで企画展「牡丹花薫る春の風景展」を開く。
有料開園期間は18日から5月31日(開花状況により変更になる場合がある)。開園時間は午前8時半から午後5時。入園料は大人(高校生以上)600円、子供(小・中学生)300円。団体(大人、子供15人以上)2割引き。
問い合わせは同保勝会(℡ 0248-73-2422 )まで。