虚子ゆかりの資料を展示した会場
風流のはじめ館スポット展「虚子と須賀川ホトトギス会」は5月18日まで開かれ、関連資料など約50点を展示している。
高浜虚子は明治から昭和にかけて活躍した俳人で小説家。正岡子規の高弟として俳誌「ホトトギス」を全国に広め、俳壇隆盛に貢献した。
虚子に学んだホトトギス同人の麻田推花が須賀川に疎開したことで「須賀川ホトトギス会」が結成された深いつながりがある。
今回は虚子の軸装や冊子、短冊、関連書籍などを展示した。
また虚子が亡くなる前年に選んだ自選100句にも収載された「山人のかきね伝ひやさくら狩」「遠山に日の当たりたる枯野かな」「東山静に羽子の舞ひ落ちぬ」の軸装、ゆかりの河東碧悟桐、内藤鳴雪、高久田瑞子らの作品が展示されている。
初日から市内の歴史愛好者や俳句関係者らが足を運び、虚子や同時代に活躍した俳人らの作品をじっくりと楽しんでいた。
開館時間は午前9時から午後5時。入館無料。問い合わせは同館(℡ 0248-72-1212 )まで。