須賀川市立博物館の春季テーマ展「新収蔵資料展」始まる 服部ケサらの資料や絵画など 6月8日まで


  • 画像
    様々なジャンルの資料が並ぶテーマ展
  • 画像
    服部ケサの日記や書簡

 須賀川市立博物館の春季テーマ展「新収蔵資料展~令和に迎えた仲間たち~」は22日から6月8日まで、服部ケサと水野仙子姉妹の書簡や写真、須田?中や白雲、新庄牛歩人、松下恒夫など須賀川ゆかりの作家の作品などのほか、明治時代の子どもたちの絵や大判カメラ機材など幅広いジャンルの資料が並ぶ。
 令和元年以降に収蔵した資料のうち、須賀川の各時代の特徴を示すような約50点を展示する。
 今回初めてお披露目の物も多く、幅広いジャンルの資料にスポットを当てることで、地域の歴史を保存し、後世に伝える博物館の意義についても考えるきっかけを提供する。
 服部ケサの資料では女史の日記や家族に宛てたハガキなども展示し、一部を抜粋して紹介するパネルも設置している。また仙子がケサに送ったハガキや、「亡くなったら飾ってほしい」と言っていたとされる2人が並んだ写真なども注目を集める。
 絵画作品も様々なものが並び、古川狄風の中国風景のスケッチや松下恒夫のシュルレアリスム的な大作、渡辺光徳の短歌と絵を合わせた作品なども目を引く。
 入り口付近には今年が昭和100年であることにちなみ、扇風機や映写機、メカゴジラのおもちゃなど昭和から平成にかけて作られた道具を置き、年代を当てるクイズも用意した。
 会期中の催しとして、すかがわ歴史散策「須賀川の城跡めぐり―西武とその周辺を歩く」は26日午前8時半から、市内西部地区などに残る二階堂家ゆかりの城跡などを散策する。参加費は300円(保険料・資料代など)。現在申し込みを受け付けている。
 学芸員が展示資料を解説するギャラリートークは29日午後2時からと5月3日午前11時から開く。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。
 29日の昭和の日と、5月18日の国際博物館の日は入場無料。
 問い合わせは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。

とっておき情報募集