天栄村が白河市・矢吹町と連携でふるさと納税共通返礼品　県内初の日本酒セット

　天栄村は隣接する白河市、矢吹町と協力し、各自治体が誇る日本酒のセットを21日からふるさと納税の共通返礼品にラインナップさせた。
　共通返礼品は連携市町村で相互にＰＲすることで、各自治体や返礼品生産者の認知度向上、生産者の新規顧客獲得や販路拡大にもつながるメリットが期待できる。県内で日本酒の共通返礼品は初となる。
　セット内容は寄付額２万円で松崎酒造の廣戸川純米、有賀酒造の陣屋特別純米、大木代吉本店の自然郷ＳＥＶＥＮ純米吟醸の各７２０㍉㍑１本。寄付額４万円はそれらに加え石背純米、生粋左馬純米吟醸、ＢＩＯ特別純米の各７２０㍉㍑１本が付き、有賀酒造、大木代吉本店、松崎酒造の順に３カ月連続の定期便として届く。
　仲介サイトのチョイスや楽天で申し込みを受け付けている。
　今回のスタートに合わせた発表会は21日、白河市役所で開かれ、添田勝幸村長、鈴木和夫市長、蛭田泰昭町長が取り組みをＰＲした。
　添田村長は「白河市、矢吹町とともに全国に誇れるお酒を、共通返礼品として提供でき、うれしく思う。ふるさと納税の寄付金は特に人口減少対策、移住定住の推進に活用しており、欠かせない財源となっている」と述べた。
　なお天栄村のふるさと納税は昨年度、１億２９０１万８４００円の寄付を受けており、今年度も１億円超えを目指す。