すかがわTECツアーズ 今年度は19社で活動始動 活力ある地域を目指す


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    さらなる盛り上げを呼びかける神田社長

 須賀川市のオープンファクトリー事業「すかがわTECツアーズ」実行委員会は23日、市役所大会議室で開かれた。今年度は新たに三柏工業、東北電力ネットワーク須賀川電力センター、パラマウント硝子工業を加えた全19社で、高校生を対象とした各社の見学ツアーや新規事業などに取り組む。
 「TEC」は地元企業の素晴らしい技術(テクノロジー)を、環境(エコロジー)に配慮しながら情熱(エネルギー)をもって、企業(カンパニー)が主体的にコミュニケーションの起点となり、人と人をつなげ、最終的に須賀川市(シティ)をより活力ある地域にしていく目標への思いが込められている。
 地元企業と須賀川市が連携し、昨年度は高校生を対象に企業見学のほか、企業同士で訪問取材を行い、内容をまとめた動画をユーチューブ(https://www.youtube.com/@TEC-by9wm/)にアップロードした。また各社の情報をインスタグラム(https://www.instagram.com/tec_tours4649/)に随時アップロードし、企業間の相互理解を深めながら、一体となって市のものづくりについて情報発信に取り組んでいる。
 実行委員会は32人が出席し、委員長の神田雅彦神田産業社長が「昨年はツアー当日にポジティブなLINEでのやり取りが頻繁に行き交っていた。今年度はさらに仲間も増え、活動を充実させ新たなチャレンジにも取り組んで活動を盛り上げていきたい」とあいさつした。
 今年度は7月と9月頃に須賀川創英館高、清陵情報高、岩瀬農業高を対象とした事前プレゼンテーションを行い、10月から12月頃に3高校を対象としたTECツアーズを開催し、生徒たちがものづくりの現場を見聞きすることで地元企業に対する関心を高める。
 また商工フェスタへのブース出展や、新たな世代を対象とした新規事業も計画している。
 役員改選は神田委員長のほか、副委員長に樽川千香子アルファ電子社長、細井潤クラフト社長、監事に石井政美笠原工業労務部部長を再任した。
 その後、各グループで今後の取り組みなど意見を交わした。
 参加企業は次の通り(50音順)。
 アルファ電子食品事業部、岩崎通信機福島事業所、エスケー電子工業、大内新興化学工業須賀川工場、笠原工業、神田産業、吉城光科学、クラフト、三柏工業、須賀川瓦斯、須賀川東部運送、東京工装福島工場、東北電力ネットワーク須賀川電力センター、トキワ印刷、林精器製造、パラマウント硝子工業、福島タネセンター、武蔵野精機、和田装備

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