中学生の取材内容などまとめた「夢をつなぐノート」
須賀川市内の中学生9人が昨年度に「ウルトラ伝統行事調査隊」として取材に携わった「すかがわの人と伝統行事『夢をつなぐノート』」が完成した。市内小学5・6年生と中学生、管内4高校の生徒計約6000人に配布し、若い世代のシビックプライドの醸成や将来的なUターンにつなげる。
市のシティプロモーション事業の一環であり、令和4・5年度には人と仕事に焦点を当てた「夢をかなえるノート」を作成した。
その第3弾として、テーマを「知ってつなぐ須賀川の伝統行事」に切り替え、参加を希望した中学生が夏休み期間中に行った取材内容を盛り込み、フルカラー全23ページの冊子を完成させた。
取り上げた行事は430年以上の歴史を持つ松明あかしを筆頭に、開始から今年で10年となるRojima、昨年で終了となった長沼まつりなどで、始まった経緯や中心となって支える人たちの思い、未来への願い、中学生からの質問などをまとめた。
行事はそのほか、きうり天王祭、須賀川秋祭り、牡丹焚火、古寺山自奉楽、いわせ悠久まつり、釈迦堂川花火大会、円谷幸吉メモリアルマラソンが並ぶ。
また読んだ感想などまとめるページや、各ページの内容を問うクイズコーナー、各行事のイラストを配置した伝統行事マップなども盛り込んだ。
取材後に行った中学生の座談会企画では、舞台裏の思いを知って得た気付きや興味が湧いたこと、今後自分がどのように行事に関わっていきたいかなど、生徒たちの思いも取り上げた。
市ホームページ(https://www.city.sukagawa.fukushima.jp/citypromotion/1009128/1008057/index.html)では今回の冊子を含めた夢ノートシリーズの全データを公開している。