未来につなぐ思いを誓う添田村長 表彰を受ける功労者たち 演奏で式典を祝う子どもたち 村の様々な歴史をまとめた記念誌
天栄村制施行70周年記念式典は17日、村体育館で行われ、村民が主役となり、誰ひとり取り残さない、未来に続く元気で豊かな村づくりに向け決意を新たにした。
関係者や来賓など約230人が出席した。
国歌・村民の歌斉唱に続き、添田勝幸村長は昭和の合併から村の発展に尽力してきた先人たちに感謝を伝え、「東日本大震災や新型コロナなどもあったが、村民や国・県の強い支援で一歩一歩着実に歩みを進めてこられた。道の駅季の里天栄リニューアル、ふるさと公園整備、保育所整備のほか、天栄米をはじめとする農産物の販路拡大を目指し、首都圏や海外へのPRを進めるなど魅力ある村の創造に努めている。今後も一層の支援と協力をお願いしたい」と式辞を述べた。
また大須賀渓仁村議会議長が「議会としても人口減少や地域経済などの課題を一つ一つ解決し、村民が幸せを実感できるよう、新たな未来を皆さんとともに拓き、豊かな天栄を次の世代に渡せるよう村民と連携しながら村政を伸展していきたい」とあいさつした。
来賓の内堀雅雄知事(代読)、西山尚利県議会議長、岩瀬地方市町村長会長の大寺正晃市長、同議会議長会長の佐藤暸二市議会議長らが祝辞を述べ、記念すべき節目を祝福した。
添田村長がこれまで市の伸展に貢献した個人20人・33団体の計53人を表彰し、感謝を伝えた。
アトラクションでは天栄山黄金太鼓保存会が威勢のよい掛け声とともに会場を響かせる演奏を披露し、未来に向けたさらなる発展を鼓舞した。
また式典開始前に放映した記念映像では、村出身のフリーアナウンサー幡谷明里さんが各分野にわたる村の歴史を紹介した。
70周年の記念誌「天栄本」は出席者に配布したほか、今月末に全世帯(約1500世帯)に配布する。写真家の赤沼博志さんが村内で撮影した写真をふんだんに使用しながら、村の文化財や農業、商工業、観光など歴史と魅力を余すことなく紹介したフルカラー全144ページの豪華な作りとなっている。