射法八節を学ぶ受講者たち
須賀川弓道会の弓道教室は3日、市武道館で開講し、15歳から80歳まで受講生11人が弓を正しく引くことができるよう所作など学んでいる。
7月4日まで毎週火曜日と金曜日に全10回開かれ、弓道の基礎を学んでいき、最終回までに立射が行えるよう目指す。
初回は模範演武として玉木幸雄会長と岡部美津江副会長、小林泰二さんが座射、山田茂広副会長と道山由巳さんが立射を披露し、受講生たちに手本を示した。
受講生は道場の正しい出入りや安全のための注意点など作法を教わったほか、「弓道会には現在14歳から99歳の会員がおり、若い人も年配の人もできるのが弓道だ。毎年の弓道教室でどんな人も最終的に弓を引けるようになるので、安心してほしい」とアドバイスを受けた。
それぞれの腕の長さに合わせたヒモで作った「ひも弓」を使い、足踏みに始まり的を捉え、矢を放ち、残心に至るまでの一連の動作である射法八節に挑戦した。
受講生たちは動きを真似るだけでも一苦労していたが、段々と要領を得ている様子だった。