時計職人の技に挑戦 セイコーわくわく時計教室 ムシテックで県内初開催


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    置き時計を組み立てる親子

 ムシテックワールドの実験プログラム「セイコーわくわく時計教室」は22日に開かれ、小学生らが時計職人の技術に挑戦したり、自分でデザインした置き時計の組み立てなど体験した。
 セイコーの次世代育成活動の一環であり、県内では初めての実施となる。
 11組の親子が受講し、前半は振り子式時計の模型観察や講師による解説を通じ、正確な時間を知る方法を作り上げてきた人間の知恵を学んだ。
 後半は時計職人体験として、ピンセットを使い0・9㍉のネジを30秒以内により多く部品に入れる競争を行った。子どもたちは真剣な表情で作業に取り組み、最も多かった人は5個成功させていた。
 その後、時計の製造に企画・デザイン、設計・組み立て、広告(商品PR)の3つの過程があることを教わった。
 誰がどんな場面で使うのかなどを考える大切さを学んだ上で、紙製の置き時計を自分でデザインし、組み立てた。
 親子らは完成品を持ち帰り、時計や時間への興味を高めていた。