永年勤続職員の功績をたたえた総代会
須賀川信用金庫の総代会は25日、総代ら約90人が出席しグランシア須賀川で開かれ、経常利益は7期連続で黒字決算になった。また役員改選で、伊藤平男理事長を再任した。
伊藤理事長は「昨年10月で創立110周年を迎え、県内で最も歴史ある地域金融機関となることが出来ました。総代と地域の皆様のおかげです。先行き不安で不透明な国内外情勢ではありますが、これからも地域やお客様に寄り添いながらあらゆる課題に取り組み、地域社会の持続的発展に向けて事業展開していきます」とあいさつした。
来賓の大寺正晃市長、菊地大介商工会議所会頭が祝辞を述べた。
物故総代への黙とうに続いて、永年勤続者9人と優績4店舗を表彰、受賞者代表の菅生宣孝さんが謝辞を述べた。
議事は今年3月期業務と決算内容報告、理事・監事選任などを協議した。
3月期の預金残高は2394億6400万円(前期比18億3700万円、0・76%減)、貸出金残高は1103億6100万円(6億9700万円、0・62%減)となった。
収益面では前期比で資金運用収益1億9000万円増、役務取引当収益700万円増などにより経常収益は29億2500万円(1億9300万円増)。
経常費用は預金利息や国債売却損増加に加え、物件費など経費増加で25億200万円(2億3700万円増)。
経常利益は4億2200万円(4300万円減)、当期純利益は3億2800万円(4300万円減)で7期連続の黒字決算となった。
金融再生法ベースの不良債権残高は28億3900万円(3200万円増)、不良債権比率は2・55%(0・05ポイント上昇)、自己資本比率は12・60%(0・96ポイント上昇)だった。
役員と表彰者は次の通り。
◇役員
▽理事長=伊藤平男▽常務理事=加藤勉▽常勤理事=大槻次男、岩井勇也、安藤秀和、福田学▽非常勤理事=佐藤俊彦、吉田陽子▽常勤監事=鈴木伸太郎▽非常勤監事=滝田賢治(員外監事)矢吹信一
◇永年勤続表彰
▽勤続30年=菅生宣孝、大橋留美、大野章子、穴澤明子、佐藤幸恵、吉成由喜枝、南條佐和子、髙田紀子▽勤続20年=藤島広一
◇優績店舗表彰
▽須賀川・石川地区①上町・玉川グループ②本店・駅前グループ▽郡山地区①郡山支店②桑野支店