優勝した山田選手(左)と馬場選手(右)
第47回県消防救助技術大会は26日、福島市の県消防学校で行われ、ロープ応用登はんで須賀川地方広域消防組合の山田哲也選手(24)・馬場直哉選手(25)=長沼分署・鏡石分署=が10秒3の記録で優勝し、全国大会出場を決めた。
県消防長会の主催で、県内12消防本部から6種目に150人が出場した。
須賀川地方広域消防組合からは5種目16人が出場した。
同組合選手の全国大会出場は令和元年以来6年ぶりとなる。
同期の2人は2年前からペアを組み、練習を重ねてきた。念願の優勝を決め「昨年の悔しさを晴らせてうれしい。組合では10年前に同種目で全国優勝しており、当時の先輩たちのタイムはクリアできている。これから一層練習し、2人で息を合わせて8秒台を目指して優勝したい」と語った。
小針則雄消防長らとともに27日、市役所を訪れ、管理者の大寺正晃市長に大会結果を報告した。
大寺市長は「とても頼もしい成果。防災力の強化だけでなく、組合のイメージアップにもつながる。全国大会はプレッシャーもあると思うが、ぜひ頑張ってほしい」と激励した。
なお同組合ではこのほか、はしご登はんで加藤比呂選手(石川消防署)、ロープブリッジ渡過で羽賀優広選手(須賀川消防署)がそれぞれ準優勝した。ほふく救出とロープブリッジ救出でも優勝タイムを上回る活躍をみせたが、減点対象となり惜しくも入賞から除外された。