心を一つにして歌う合唱部員たち
須賀川市釈迦堂川花火大会の目玉の一つとなる音楽創作花火に向け、中学・高校6校の合唱部員約70人は6日、市文化センターで「勇気100%」を歌い、心を重ねた美しいハーモニーで本番用の音源を録音した。
音楽創作花火は生徒たちの歌声と夜空を焦がす花火の光、振動が織りなすプログラムで、これまでも多くの観客に感動を与えてきた。
今年も須賀川二中、仁井田中、須賀川創英高、須賀川桐陽高、清陵情報高、岩瀬農業高の合唱部員とOBが歌声を合わせた。
部員たちは普段と異なる大人数の環境に最初は緊張しながらも、隣り合う歌声と自分の声を調和させ、軽やかな明るい音楽を作り上げていた。
各部の代表者のコメントは次の通り。
▽須賀川二中・須田紗也乃部長=普段と異なるメンバーで心を一つにして歌を作り上げていくのはとても楽しく、良い経験になりました。本番はぜひ歌詞に注目して聴いていただきたいです▽仁井田中・黒江鈴桜部長=いつもは感じられない男声の重量感なども新鮮でした。また完成度の高い他校の生徒と歌えて、目指すべき目標がよりはっきりしてきました。花火当日は合唱の魅力をぜひ感じてもらいたいです▽須賀川創英館高・髙松玲花部長=全体的に元気な曲というイメージを持っていましたが、今回しっかりと向き合うことで誰かを励まそうとするこの歌に込められた思いに気付きました。当日聴く人たちにも明るく元気になっていただけたら嬉しいです▽須賀川桐陽高・松田理音部長=しんみりとした部分と勇気づける部分の歌い分けを特に意識しました。花火当日がこれまで以上に楽しみになりました。先生に指導していただいた音の集め方など、これからの練習にも活かしていきたいです▽清陵情報高・渡邊勇斗部長=普段は部員が3人しかいないので、合唱の醍醐味を久しぶりに体感できました。テンポが早い曲なので滑舌を特に意識しました。とても楽しんで歌うことができたので、その楽しさが伝わってほしいです▽岩瀬農業高・橋本花梨部長=大人数で迫力ある歌に仕上げることができました。1回の本番で完成できたので、自分としても100点の出来だと思います。後半にかけて盛り上がっていくところを工夫しました。この歌と花火で、見てくれる人を勇気づけたいです。