ステンドグラス作品を発表する克明さんと豊人さん(右)
須賀川市北山寺町のギャラリーマスガの「永井克明・豊人 ステンドグラス二人展」は13日まで開かれている。会期中は作者2人とも在廊する。
同ギャラリーでの2人展は2年ぶり3回目。ランプ型やオブジェ、アクセサリーなど個性豊かなステンドグラス作品約100点が並ぶ。
2人は神奈川県相模原市在住。大学卒業後に渡米し、現地で本格的なステンドグラスを学んだ克明さん(73)と、その技術と作品を尊敬する豊人さん(37)の親子展。
克明さんは在米時にフランシスコのガーデン社に所属し技術習得、ピーターモリガンらと親交を深めた。
帰国直前に廃業する工房から貴重な手吹きガラスを貨物コンテナ1台分購入する好機に恵まれ、それらと現代ガラスを溶け合わせるフュージング技法で、克明さんだけの独特の色調とデザインで数々の作品を発表している。
今回はおなじみのランプ型作品を多数出展し、レトロ調の色光が織りなす幻想的な空間を演出しているほか、アクセサリーボックスやネックレスなどの小品も並んだ。
豊人さんは父の作品にあこがれ創作活動を通して父の背中を追い続け、複数の色のガラスを融着させたランプや小さなガラス玉を組み合わせた植物のオブジェなどオリジナル作品も出展した。
入場無料。開場は午前10時から午後6時まで。問い合わせは同ギャラリー(℡ 0248-76-7511 )まで。