須賀川青年会議所創立60周年 歴史と伝統踏まえ次の一歩 記念式典で決意を固める


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    地域の未来を切り拓く決意を述べる金成理事長
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    勇壮な松明太鼓で盛り上がる祝賀会

 須賀川青年会議所の創立60周年記念式典は12日、関係者ら約180人が参列してグランシア須賀川で開かれた。先人たちが積み上げた60年の歴史と伝統の思いを金成優輔理事長を中心に再確認し、今年度は「楽業偕悦~仲間の力」をスローガンに未来への新たな一歩を踏み出す決意を強く固めた。
 同会議所は昭和40年、郡山青年会議所をスポンサーに結成し、仲間とともにたくさんの喜びや困難を経験し、地域のリーダーであり続けてきた。
 時代の変化に即した様々な事業に積極的に挑戦し、近年は翠ケ丘公園の清掃活動やムシテックワールドでの「スマイルキッズ」、沖縄・座間との交流活動、地域奉仕作業やボランティア活動などを通して「明るい豊かな社会」の実現を目指している。
 60周年記念事業として、ウインターキッズ2025、福島・沖縄PR事業、翠ケ丘公園美化事業、オータムキッズin天栄―天栄の魅力再発見などを実施する。
 記念式典は国歌斉唱、JCIクリード唱和、JC宣言並びにJCIビジョン唱和などに続いて、金成理事長が「これまで地域に根ざした活動を通して青少年育成、まちづくり、災害支援などこれまで歩んできた60年の歴史を振り返ることで、次なる未来への一歩を力強く踏み出す覚悟を新たにしている。時代の移り変わりとともに、常にいろいろな課題と向き合い、地域に必要とされる運動を続けてきた。多くの皆様の理解と支援に深く感謝します。本日は『つなぐ60年 拓く未来』のサブタイトルを設けました。先輩方が築かれた伝統と歴史をしっかりと受け継ぎ、現役メンバーが地域の未来を切り開いていく」と力強く決意を述べた。
 来賓の大寺正晃市長、貝羽敦司県中地方振興局長(知事代理)、菊地大介商工会議所会頭、菅原隆之日本青年会議所東北地区会務担当副会長(会長代理)、大木一隆座間青年会議所理事長が祝辞を述べた。
 スポンサーの郡山青年会議所、半世紀以上の親交がある沖縄県子ども会育成連絡協議会に感謝状を贈った。
 55周年記念式典以後の歴代理事長の熊田善友さん、緑川和幸さん、阿部貞治さん、小林智さん、水野晃さんの功績をたたえ感謝状を贈った。
 閉会後は祝賀会を開き、奥州須賀川松明太鼓保存会の勇壮な太鼓演奏や日本舞踊の祝舞披露があった。