
身近なモチーフを自由に描いた作品と安斉さん
須賀川市北山寺町ギャラリーマスガの「安斉須美子展」は8月2日から10日まで(5日定休)開かれる。入場無料。開場は午前10時から午後6時まで。
安斉さん(74)は郡山市在住。慶応大文学部哲学科中退後、建築家の夫をインテリアコーディネーターとして支え続けた。震災後に両親が他界、68歳で一念発起して武蔵野美術大学油絵学科日本画コースに社会人入学し卒業、東京芸大短期公開講座木版画と彫金専攻を修了した。
在学中に愛猫の表情を人間に見立てたデッサン「百面相」を描き、同ギャラリーの増賀睦朗さんの勧めもあり、平成17年に上野の森美術館「自然を描く」を初出展、上位入選し巡回展にも選ばれた。
近年は日美展の日本画で2点入選、デッサン部門で秀作と佳作を受賞した。
自宅で元保護ネコ7匹との日常で出会った動物や身の回りの物を大胆にモチーフにした日本画、陶芸、彫金、アクセサリーなどを出品する。安斉さん独自の手法で、日本画をベースに絵筆の代わりに身近な道具や手、爪などを使い繊細かつ大胆に色を重ねた意欲作が並ぶ。
作者は7日以外は在廊する。問い合わせは同ギャラリー(℡ 0248-76-7511 )まで。











