稲田学園6年生がPRする「ふるさと納税返礼品」2種 ポータルサイトで受け付け開始


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    活動の感想を発表する児童

 須賀川市のふるさと納税返礼品で稲田学園の6年生25人がPRを担ったドライトマトとフードプロセッサーは29日から、ポータルサイトで寄付の受け付けを開始した。
 市の「小学生考案!ふるさと魅力アップ返礼品の授業」の一環で、児童らは1学期中に5回の授業を通じ、制度の概要や他自治体の事例などを学んだ。
 PRする返礼品の一つであるドライトマトは、原料となるトマトを児童らが育て、地元企業のJ―RAP(ジェイラップ)が加工した。
 同校6年生は令和3年度から、アフガニスタンへの支援物資として自分たちが使い終わったランドセルを送る取り組みを継続しており、ドライトマトは送料に充てるため毎年製造し、販売している。
 ポータルサイトではこれまでの支援活動の経緯や平和への思いなど、児童が書いた文章で掲載している。またPR用の写真、レシピ集なども自分たちで用意した。
 フードプロセッサーは山本電気が手掛ける新商品。児童らは7月に実際の製品を使ったハンバーグ作りを体験し、「音が静かだった」「あっという間にできた」などの感想もPR文に盛り込んだ。
 ふるさと納税の授業最終回は29日、エールアップ(本社・郡山市)の中村英敏社長を講師に迎え、公開されたページを確認した。
 児童らは「文章を考えるのが大変でしたが、ちゃんとできてうれしかったです」「撮影した写真が採用されて良かったです。貴重な体験ができたことに感謝しています」と感想を述べた。
 今後、ドライトマトの申し込みがあった場合は児童が描いたイラスト入りの段ボールに箱詰めするなど、出荷作業も自分たちの手で行い、最後まで責任を持って関わる。