須賀川アカデミックマーチングバンド 東北大会で金賞を射止める 地域移行後初の全国出場決定


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    堂々とした演奏・演技で金賞を勝ち取った団員たち

 第54回マーチングバンド・バトントワーリング東北大会は8、9の両日、宮城県利府町のグランディ21で行われ、須賀川アカデミックマーチングバンドはこれまでの集大成と言える高い完成度の演奏・演技で金賞をつかみ、地域移行後初の全国大会出場を決めた。
 同団体は2022年度で須賀川一小特設マーチングバンド部が廃止されたことを受け、活動の継続を願う子どもたちのため保護者らが中心となって設立し、翌年度から本格的に活動してきた。
 練習場所や指導者、団員の確保、活動資金など多くの困難があったが、「子どもたちが成長し、活躍できる場所を残したい」「将来、活動を思い出し、懐かしく温かい気持ちになってほしい」という思いで学校や地域、OB・OGなど多くの協力を得ながら一つ一つ課題を解決していった。
 現在は市内と鏡石町、郡山市の2年生から6年生まで約30人の子どもたちが水曜日と土曜日を中心に、自主練習の時間も設けながら保護者やスタッフの思いに応えようと精一杯練習に励んでいる。
 特設部時代より練習時間は減ったが、学校の垣根を超えて子どもたち自身が互いに教え、学び合って全国大会出場を目標に努力し続けた。
 東北大会小学生の部は22団体が出場した。
 須賀川アカデミックは特設部時代から数えて29年連続となる東北大会だが、全国大会の切符は特設部最終の2022年度から遠ざかり、関係者一同の悲願となっていた。
 本番で子どもたちは心を一つに重ね、ハリー・ポッターのテーマ曲や魔女の宅急便の「海の見える街」など、「魔法」に関する楽曲を披露した。保護者らが用意した手作りの衣装や小道具などを活かしながら、輝く笑顔で一糸乱れぬ隊列を作ってプログラムを完走し、会場からは大きな拍手が送られた。
 永沼緋夏副部長(須賀川一小6年)は「全国大会に出場できるのは保護者や事務局の皆さんが支えてくれたからです。私たちは辛いときも諦めたくなったときもありましたが、みんなで支え合ってきました。全国大会まで導いてくださった先生方に、改めて感謝します。全国大会では、仲間を信じて楽しんできたいと思います」と喜びを語った。
 念願を叶えたことを受け大寺正晃市長は「地域移行で多くの苦労もあったと思いますが、大きな成果を手にすることができたこと、本当におめでとうございます。市民を代表してお祝い申し上げます。全国大会では思う存分、皆さんのパフォーマンスを発揮してほしいです」とコメントした。
 全国大会小学生の部は12月6日、さいたまスーパーアリーナで行われ、子どもたちは夢の大舞台に挑む。

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