
桜を植樹した大寺市長、柳沼理事長、小仲学長
東京都の跡見学園女子大は構内で育った新種の桜「跡見桜(アトミザクラ)」を須賀川市に寄贈し25日、大寺正晃市長、柳沼直三須賀川牡丹園保勝会理事長、関係者、同大卒業生ら約30人が参加して、須賀川牡丹園北側の古種牡丹育成地で植樹式が行われた。
大寺市長は「深いご縁を感じられ栄誉なことです。自然、文化、芸術が一体となった新たな歴史のページとして次世代まで受け継いでまいります」とあいさつし、小仲信孝学長は跡見桜の寄贈の経緯や同大と須賀川との縁を説明した。
大寺市長、小仲学長、柳沼理事長が約150㌢の跡見桜2本に土をかけ、記念植樹を祝った。
須賀川と同学園との縁は昭和期に遡る。
須賀川出身の日本画家、須田洪中画伯(明治40年―昭和39年)が同学園で日本画の講師を勤めていた際、学生の一人が急逝した。父親の高山雄三郎さんは弔いのため、須田画伯に牡丹のモザイク画制作を依頼し、作品を同大に寄贈した。作品はその後、校舎の移転に伴い同大から須田画伯の故郷の須賀川牡丹園に平成19年に寄贈され、牡丹会館で展示している。
高山さんは同じく娘の供養として昭和40年頃、京都から購入した桜247株を同大に寄贈した。校舎建て替えのため約180株だけが残ったが、その後、新たに自生した桜を平成5年から10年かけて調べたところ、1本が新種であることが判明した。
今年が同学園の創立150周年にあたることから、今年11月に桜園芸新種認定証を得て「跡見桜」と命名し、全国の縁の地で植樹を行っている。
跡見桜は観賞価値の高いエドヒガン系の優良品種で一重咲きの平開形、開花は4月上・中旬でソメイヨシノより数日早い。











