
横断歩道で正しく停車する自転車と自動車
毎年5月は「自転車月間」。阿武隈時報社は須賀川市内の自転車の安全利用状況を調べるため、5日午後1時から5時まで、tette前の松明通りで路上調査を実施した。ヘルメット着用率は61・25%(前年同期比32・46ポイント上昇)、車道走行率は76・25%(同61・1ポイント上昇)と、前年より大幅なモラルの改善が確認された。
自転車活用推進法で定める「自転車月間」は、自転車の活用推進について理解と関心を深めるため、全国各地で安全利用等の普及啓発活動が行われる。
今回の調査において、通行者は歩行者897人に対し、自転車は80人で全体の8・19%を占めた。
ゴールデンウイーク中ということもあり、サイクリングと思しき格好で走る自転車が多かったのが特徴的だった。
その上で、ヘルメット着用者は49人と半数以上を占めていた。
昨年調査時は自転車利用者66人に対し、着用者はわずか19人だったため、大きな改善がみられた。
サイクリングジャージを着た人たちがヘルメットを全員装着していた一方で、普段着の運転者はヘルメットを被っていない人も多く、改善の余地が見られた。
車道走行者は61人、歩道走行者は19人で、松明通りについては多くの自転車が車道を走っていた。未就学児や小学生、70歳以上高齢者は歩道走行が法的に認められていることもあり、歩道を走る人の割合が高かった。
昨年調査時は車道走行者が10人しかおらず、今回は飛躍的な改善が認められた。
その大きな要因として、4月から自転車の交通違反に対し、反則金納付を通告できる交通反則切符(青切符)制度が始まったことが挙げられる。
並列運転や運転中のスマートフォン等の使用(ながら運転)、イヤホンを装着しての走行も確認できなかった。
自転車の調査と合わせ、横断歩道で渡ろうとする歩行者がいる場合の車両の対応も調べた。
車両が歩行者に気付き、正しく停車した事例は28件あった。一方、歩行者がいるにも関わらず、停車せずに車両が通行した事例は33件で全体の54・1%を占めた。
tette前の横断歩道では交通死亡事故も発生しており、ドライバーには歩行者がいることを前提とした安全運転が求められる。
なお自転車が横断しようとする歩行者に気づいて停車した事例は1件、気が付かずに走行した事例は6件だった。
今回の調査結果を受け、渡辺久和交通課長は「ヘルメット着用率は昨年の県平均が27%で、須賀川の安全意識の高さや、啓発活動の成果を感じた。県内では昨年13件の自転車事故が発生しており、死亡事故が5件あった。高齢者が3人、小中学生が各1人で、いずれもヘルメットを着けていなかった。署としても引き続き自転車に対する指導・警告や、悪質な運転の取締りなどを進め、安全確保に努めたい」と語った。











