女性活躍の先頭走る
一流の職人目指す
半導体の製造に欠かせない石英ガラスの加工のうち、 看板業務と言われる火加工に携わる。 約2000度のガスバーナーでガラスを溶かしながら製品化していく工程はこれまで男性社員が担ってきたが、 女性の活躍を後押しする同社の先頭を走る人材として根本さんは2年前に抜擢された。
仁井田地区の出身で須賀川桐陽高では美術部員だった。 明確にイメージした完成形に近づけるため集中した作業が求められる 「ものづくり」 の適正が高く、 繊細な力加減など職人的な技能が求められる火加工の業務でもホープとして一目を置かれている。 「この道一筋の先輩方に比べればまだまだですが、 一流の職人を目指して一生懸命がんばります」 と意欲を燃やす。
また、 男性の割合が大きい業界ではあるが、 会社のバックアップを受けながら、 女性が意見を出しやすい職場環境づくりにも協力したいという。
趣味はライブ観賞だが、 コロナ禍で遠出の機会がなくなり 「早くコロナが終わるといいんですが」 と笑う。