さらなる良食味米づくりへ 天栄米栽培研究会の総会


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    会員たちを鼓舞する斑目会長

 天栄米栽培研究会の総会は15日、村役場正庁で開かれ、今年から3年続けて県内で開かれる米・食味分析鑑定コンクール国際大会を見据えながら、安全・安心な日本一美味しい米づくりに向けて心を一つにした。
 斑目義雄会長は金賞に輝いた昨年度のコンクール成績など振り返り「高温で栽培が難しい中で、天栄米を全国に知らしめることができて、会長として誇りに思う。全国に引けを取らない研究会として、一人ひとりが目標を持ち農作業にまい進していきたい。須賀川市で行われる今年度の国際大会にも、成功に向けて力を貸したい」と述べた。
 来賓の添田勝幸村長、山田英雄須賀川農業普及所長が祝辞を述べた。
 昨年度事業報告と今年度事業計画などを協議した。
 今年度は6月中旬に山形県の名稲会員の遠藤五一さんを迎えた米作り勉強会、6月から9月まで生育調査、11月3日に天栄米食味コンクール参加、同月中旬に道の駅季の里天栄でPR販売会、同時期に会津若松での国際大会プレ大会参加、12月5、6の両日に開かれる第28回米・食味分析鑑定コンクール国際大会in須賀川・岩瀬に挑む。また会員25人による定例の勉強会など継続し、さらなる良食味米の栽培を目指す。
 作付面積は漢方環境農法天栄米が2・0㌶(前年度比0・3㌶増)、JAS有機米が1・3㌶(同増減なし)、GPR特別栽培天栄米が5・9㌶(同1・2㌶増)、ゆうだい21が11・9㌶(同0・4㌶増)。

天栄村で新品種米栽培 暑さに強い新大コシヒカリ

 天栄村内の農家らは今年度、新潟大が開発した新品種「新大(しんだい)コシヒカリ」を試験的に1・5㌶栽培する。一般的なコシヒカリより暑さに強い品種として注目を集めており、新潟県外での栽培は天栄村が初めてとなる。
 新大コシヒカリは高温・高二酸化炭素耐性を有する。コシヒカリが近年の猛暑で被害を受け、一等米比率が低下する中で、高温環境下でも収量や品質が低下しないイネとして、三ツ井敏明特任教授らが約20年にわたり研究に取り組み、2020年から実証栽培を進めてきた。
 開発課程においては遺伝子組み換えでなく、イネが本来持つ環境適応力を引き出すことで高温耐性を実現させたという。
 天栄村が一昨年度から2年連続で日本橋三越本店において天栄米フェアを実施した際の協力先である農業生産法人越後ファーム(本社・新潟県)が、新大コシヒカリの試験販売も行っていた縁で今回の村内栽培が実現した。
 天栄米栽培研究会のメンバー5人と吉成農園1人が試験栽培に取り組む。
 近く講習会も実施する予定であり、ゆうだい21に続く新たな挑戦に期待が集まる。