性別に関わらず活躍できる社会へ 平等の実感に男女差 家庭や職場などに深い溝も


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 6月は男女雇用機会均等月間、23日から29日は男女共同参画週間であり、性別に関わらず自分らしく個性や能力が発揮できる社会の実現に向け、国民一人ひとりが考える機会となっている。須賀川市は昨年度から10年間を期間とする「すかがわ男女共同参画プラン21・第4次計画」の策定にあたり、市民アンケートを実施した。調査結果からは、従来の性別役割分担に対する意識が薄れつつある一方で、家庭や職場などにおける「平等の実感」は、依然として男女間に深い溝がある現状が浮かび上がった。
 調査は令和6年5月から6月にかけて、18歳以上の男女の市民2000人を対象に実施し、563人が回答した。
 前回の調査より変化が顕著にみられたのは「男性は仕事、女性は家庭」という従来の固定的な性別役割分担に対する意識であり、男性の66・1%、女性の74・7%が反対(どちらかと言えば、も含む)と答えた。
 平成30年の調査で反対の回答は、男性47・8%、女性62・5%だった。反対意見は年々増えており、「男だから」「女だから」という意識の壁は急速に崩れ、多様な生き方を認める土壌が市民の間に定着しつつあると言える。
 だが男女の地位について「家庭生活」や「職場」、「政治の場」、「地域・社会活動の場」など多くの場面で「男性が優遇されている」との回答が男女とも多くみられた。
 また「家庭生活」では男性の52・7%が平等と答えたが、女性の41・3%が「どちらかと言えば男性が優遇されている」と答えるなど、男女の認識のズレも浮き彫りとなった。
 女性が各分野でリーダーとして活躍していくための課題も明確になった。女性のリーダー進出を妨げる要因として、男女ともに最も多く挙げたのが「保育・介護・家事などにおける夫などの家族の支援が十分ではないこと(全体50・3%)」、次いで「保育・介護の支援など公的サービスの不足(全体40・3%)」だった。
 「リーダーや管理職になりたいか」という問いに対する回答は、男性の38%が肯定的、52・6%が否定的だったが、女性は20・3%が肯定的、否定的は76・4%と、ここでも男女間の大きな差が生じていた。
 こうした課題に対し、各企業でも環境整備を進めている。
 社員が性別に関わらず活躍できる職場づくりに取り組むアルファ電子(樽川千香子社長)は、今年度から5年間で課長職以上の女性管理職を1人以上増加させる取り組みなどを進めている。
 樽川社長は「女性であっても頑張れば応援してくれる土台は地域にも根付いており、自分自身、とても感謝している」と経験をもとに語る。「女性が家事や育児、親の介護などの負担で辞めずに仕事を続けられるように環境を整えることは重要で、今年から週休2日を取り入れた。また有給休暇も40日を超えた分を積み立てられる制度に変えるなどしている。『最高の会社をつくり、みんなで幸せになろう』の経営理念のもと、従業員の声を聴きながら今後も改善に取り組みたい」と話す。

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