「田善を知る銅版画の世界」 須賀川市役所で出張展示 9月には体験教室も


  • 画像
  • 画像

 須賀川市立博物館の出張展示「田善を知る銅版画の世界」は8月5日まで、市役所1階みんなのスクエアで開かれ、代表作「陸奥国石川郡大隈瀧芭蕉翁碑之図」や「大日本金龍山之図」を拡大したパネルが来庁者の目を引いている。
 須賀川の偉人である洋風画家・銅版画家の亜欧堂田善の画業について理解を深める「田善を知る 銅版画教室」を9月12、13の両日に予定しており、関連展として企画した。
 田善が日本初の銅版画による解剖図や官製世界地図を制作したこと、銅版画の技術を習得したのは47歳で遅咲きの画人であったことなど、田善にまつわるトリビアを紹介する。
 また展示物をもとに出題する「DENZENクエスト」は、「大日本金龍山之図」の絵の中から参詣する武士や天狗を背負った金毘羅参りの人を探すなど、子どもから大人まで楽しめる遊び心を加えた。
 また絵と独立したパネルを設置することで作品の中に入り込めるフォトスポットも設けた。
 そのほか銅版画の制作工程を解説するパネルや版画家の岸中延年さんが田善の「陸奥国石川郡大隈瀧芭蕉翁碑之図」の技法を再現した作品も並ぶ。
 担当者は「作品の現物や原版は博物館に展示しており、現物を見ていただくと田善のすごさをより感じられると思うので、ぜひ来館してほしい」と語る。
 なお9月の銅版画教室は今月10日から市ホームページ(https://www.city.sukagawa.fukushima.jp/top_boshu/9455.html)、または博物館(℡ 0248-75-3239 )で受け付ける。
 事前に原寸の下絵を準備し、2日間をかけて試し刷りなどを繰り返しながら作品を完成させる。
 対象は高校生以上で費用は2500円(材料費)。