
三池さんに雲の描き方を教わる親子
須賀川特撮アーカイブセンターは3日に6周年を迎える。今年9月には来館者数が累計15万人を超え、国内だけでなく海外の特撮ファンも足を運んでいる。31日に周年記念イベントとワークショップの講師を務めた特撮美術監督の三池敏夫さんは阿武隈時報社の取材に対し「これだけ多くの日本特撮の資料を見られる施設は世界でも唯一であり、僕たちも大変感謝している。これからも末永く続いてほしい」と語った。
同館は特撮の神様こと故円谷英二監督らが生み出した特撮を文化として捉え、廃棄の危機に陥っていた貴重な関連資料を収集・保管・公開する施設として2020年11月3日に開館した。
周年記念イベントは特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」をメイキング映像とともに上映し、制作に携わった三池さんが写真スライドや動画を見せながら解説した。
同作は2012年に東京都現代美術館で「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」を開催するにあたり、庵野監督や樋口真嗣監督、三池さんらが現代に通用する特撮映像に挑戦するため制作した。
三池さんは「この挑戦がシン・ゴジラ、さらにゴジラ―1・0などにもつながった」と述べ、ガラスを用いたビルの破壊や綿とアクリルで作ったキノコ雲など、挑戦のポイントを説明した。「東京ビルをこれまで3回壊してきた」などの冗談を交え、物質だからこそ感じられる映像のディテールや臨場感といった特撮映像の魅力を紹介した。
イベント前には特撮文化推進事業実行委員会の特撮ワークショップ「綿で雲をつくってみよう」が午前・午後の2回開かれ、約60人が三池さんから雲のリアリティの出し方を教わった。
前半は特撮に使う「背景画」作り、立体感のある雲の描き方を学んだ。三池さんが手本として筆を加えると、子どもたちの絵も一気に質が高まり「すごい」と感嘆の声を漏らしながら、尊敬の眼差しを向けていた。
綿雲セットは全員で仕上げ、親子らは作品を写真に収めて特撮の魅力を実感していた。
11月8日に牡丹園でエキストラ撮影 すかがわ特撮塾で参加募集
須賀川特撮アーカイブセンターの「すかがわ特撮塾」は7、8の両日、須賀川牡丹園で行われる。8日午前9時からはエキストラ撮影も予定しており、参加者を広く募集している。
市内の中高生がプロから学んでオリジナルの短編特撮映画を作る取り組み。
作品は牡丹園を舞台に、同園に眠る怪獣ボッタングや学生に乗り移ったスムラー星人などが登場する。
エキストラ撮影の参加者は、怪獣から逃げる役を演じる。
居住地・年齢などを問わず、誰でも参加できるため多くの協力を呼びかける。申し込みフォームは募集ページ(https://www.city.sukagawa.fukushima.jp/tokusatsu/tokusatsu-juku/5-katsudo/10049.html)に近日公開する。
そのほか塾生が田口清隆監督らの指導を受けながらドラマパートの撮影を進める。
問い合わせは同センター(℡ 0248-94-5200 )まで。










