盲導犬が入れるお店を 福島グローバルRCの理解促進イベント


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    盲導犬について理解を深めた交流会

 福島グローバルRCの盲導犬理解促進イベント「盲導犬が入れるお店を広げよう!」は18日、市民ら約20人が参加してtetteで開かれた。
 講師に盲導犬ユーザーで県職員の鈴木祐花さんとバディのデイズ君を迎え、体に障がいのある人の日常生活を支える補助犬への理解を深め、いわれのない差別を1件でも少なくできるよう、一般市民や事業主と盲導犬ユーザーが互いに歩み寄り合い理解し合える社会づくりを目指し企画した。
 鈴木さんはデイズ君との日常生活や出会い、ハーネスなど2人をつなぐ器具について説明した。
 まちなかで盲導犬とユーザーを見かけた場合は、盲導犬が補助に集中できるように「優しい無視」をしてくれるよう協力を呼びかけた。また横断歩道など盲導犬だけでは安全を判断しきれない場面では、積極的に声がけをしてサポートしてほしいとも理解を求めた。
 盲導犬について講話のほか、ホテル虎屋での昼食会、tetteチャレンジショップカフェ佳日でのお茶会も催し、鈴木さんとデイズ君を囲んで交流を深めた。
 盲導犬をはじめとした補助犬を連れての飲食店や医療機関、商店、公共機関利用は身体障害者補助犬法や障害者差別解消法で認められ、施設側には受け入れ義務があるが、まだまだ浸透しきれていない現実があり、改善に向けた一人ひとりの意識改善が求められている。