増子陽太選手が国際大会優勝報告 高校記録更新目指す


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    初めての国際大会優勝を報告した増子選手

 4月にアラブ首長国連邦ドバイで行われた陸上のU―20アジア選手権男子3000㍍で初出場初優勝した鏡石中出身の増子陽太選手(学法石川高2年)は22日、町役場で木賊正男町長らに優勝の喜びを報告し、目標に5000㍍高校男子記録更新を力強く掲げた。
 増子選手は中学3年時に全国中学校体育大会陸上競技大会男子3000㍍を大会新記録(8分18秒49)で優勝、続く栃木国体でも自身が持つ中学記録を4秒更新した。
 学法石川高に進学後も3000㍍、5000㍍、駅伝などで数々の好記録を残し、今回のU20アジア選手権でも2位に約15秒差(8分16秒06)をつける圧巻のレースで初めての国際大会を制した。
 報告を受けた木賊正男町長、小貫秀明副町長、渡部修一教育長は「小中学生の励みと誇りになっています。すばらしい成果をありがとうございます。ケガに気を付けて全国・世界の舞台で頑張ってください」と激励した。先日の重量挙げ全日本大会で優勝・準優勝した遠藤朱李さん・梨李さん姉妹とともに増子選手の分もお祝いの横断幕を作成し町役場などに掲揚すると紹介した。
 増子選手は「初めての国際大会で自分自身すごいプレッシャーがあったが、周りの応援のおかげでしっかりと調整して戦いに臨めました。これから世界でも戦えるように、心と体も走りの部分もさらに強くなっていきたいと思います」とした。
 学法石川高陸上部の練習でも地元鳥見山陸上競技場のトラックを利用しているとし、「(トラックの)反発力も強く記録が狙える良い競技場」と話した。
 在学中の目標として、「2年生のうちに5000㍍13分30秒を、卒業までに高校記録(13分22秒)を切り13分10秒台の達成と、都大路駅伝も優勝したい」と掲げた。