「ワクワクひと輝く須賀川」づくりへ 安藤氏市長選出馬会見 まち・ひと・ことの未来創造


  • 画像
    立候補を正式表明した安藤氏

 任期満了に伴い7月14日告示、同21日投開票の須賀川市長選で、元市議会副議長の安藤聡氏(53)=桜岡=が24日、ホテル虎屋で会見を開き、立候補を正式表明した。安藤氏は「ワクワクひと輝く須賀川」をスローガンに掲げ、幸せと豊かさを実感できるまちを目指す考えを示した。
 安藤氏は須賀川高(現須賀川創英館高)卒業、埼玉県の民間企業に就職後、28歳で地元に戻り会社経営。平成23年の市議選で初当選し、3期12年の任期中に市議会副議長などを務めた。
 安藤氏は「ひと―一人ひとりが幸せと豊かさを実感」「まち―時代の潮流に沿ったまちへ」「こと―多様性が持続・発展へ」を目指す須賀川の将来像に掲げ、未来世代への投資や市民協働のまちづくり、新技術の積極導入、行財政改革と地域振興などに取り組むとした。
 会見した安藤氏は「度重なる自然災害とコロナ対応で危機感を感じ、生まれ育った須賀川の危機的状況を改善したいと立候補の決意を固めました。これまでの経験を活かしながら危機を打破して、市民が安心して産み育てられる未来の持続可能な発展につなげていきたい」と決意を表明した。
 具体的には非常時対応財源を4年間で20億円確保、「ドリームフィールド須賀川」の展開などを掲げている。
 市長選にはこれまで市議会議長の大寺正晃氏(62)=丸田町=も立候補の意思を固めており、6月初旬に議長・議員辞職と正式な表明会見が見込まれ、激しい一騎打ちとなるとみられる。