若手労働者の確保に向け 新規学卒者求人申し込み説明会 生産工程と販売が人気


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    管内の情勢など説明を受ける出席者たち

 須賀川公共職業安定所の来年3月新規学校卒業予定者求人申し込み説明会は23日、市労働福祉会館で開かれ、約100社が若手確保に向け求職動向などを確認した。4月15日現在の調査によると、来年3月卒業予定の管内高校生1143人のうち就職希望者は353人(男205人・女148人)おり、希望職種は生産工程と販売が全体の半数を占めている。
 卒業予定者のうち進学希望者は749人(男406人・女343人)、未定を含むその他は41人(男28人・女13人)だった。
 希望する就職先について、男女とも最も多かったのが生産工程112人(男76人・女36人)、次いで販売53人(男21人・女32人)。
 男子生徒はそのほか、専門的・技術的職業19人、建設・採掘15人、サービス13人、輸送・機械運転11人など。
 女子生徒はサービス21人、事務的職業20人、そのほかは1桁台だった。
 希望職種の未定は42人(男女各21人)。
 昨年度に同安定所が対応した就職希望の生徒は3月までに全員が就職先を決めた。
 今年度も充足支援により、全生徒が内定を取れるよう努める。そのため説明会参加事業所に連携・協力を呼びかけた。
 今年の求人活動も例年通り6月1日から求人受理を開始し、7月1日以降に各学校に求人を提示する。推薦は9月5日から、一般選考は同月16日から始まり、それ以降随時採用内定が通知される。
 求人確保のためにも求人申込書の内容をわかりやすく明確に記載し、早めに申請するよう促す。
 説明会ではそのほか、就職に関する申し合わせや公正採用等について担当職員が説明した。須賀川労働基準監督署職員が適正な労務管理について、福島労働局雇用環境・均等室職員が男女均等な採用選考のルール等について解説し、求人・求職双方にとって望ましい採用につながるよう理解を求めた。