登山客の無事故を祈願 6月9日に二岐山山開き


  • 画像
    登山者の安全を祈る添田村長

 天栄村が誇る日本三百名山・二岐山の安全祈願祭は27日、柏屋旅館で関係者約10人が登山者の無事故を祈った。山開きは6月9日午前8時から橅山荘駐車場で行われる。
 添田勝幸村長、大須賀渓仁村議会議長、星光村観光協会長、佐藤健司福島森林管理署白河支署長が玉串をささげた。
 登山道の安全を確保するてんえい山の会と役場職員による事前登山は19日に行っており、急斜面やロープの修繕なども万全に整えた。
 これから夏にかけて青々と茂りゆく山道を歩くと、頂上では羽鳥湖高原を見下ろし、天候に恵まれれば飯豊連峰や磐梯山、猪苗代湖、那須連峰まで見渡すことができる絶景を楽しめる。
 山開き当日は先着400人に記念バッジをプレゼントするほか、希望者に二岐温泉の日帰り入浴券を配布する。
 バッチは二岐山を背景に、村のマスコットキャラクターであるふたまたぎつねや、村の花のリンドウが描かれている。裏面は山開きの日付と二岐山の標高を記す。
 二岐山は標高1544・3㍍の男岳と1504㍍の女岳が二股に分かれて見えることから名付けられており、うつくしま百名山にも選定され、縁結びの山ともいわれている。
 男岳山頂付近ではアマズシャクナゲやサラサドウダンなど多くの高山植物が群生し、当地方でも人気の高い山の一つ。