品質高い畳製品をPR 久保木畳店 日系ブラジルの視察団


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    高品質な畳に興味津々の参加者たち

 須賀川市仲の町の久保木畳店(畳ビレッジ)は30日、ブラジルで活躍する日系ビジネスリーダー10人の視察を受け入れ、畳コースターなどの商品が好評を集めた。
 国際協力機構(JICA)のブラジル日系社会ビジネス交流会の一環。訪日団は27日から6月4日まで9日間、関東や県内各地を訪問している。
 29日に郡山市で行われた交流会に久保木畳店の久保木史朗専務が出席し、畳製品の魅力を伝えたところ大きな反響があり、「ぜひ畳ビレッジに行きたい」との声が多かったため、急きょ旅程を変更し、視察が実現した。
 久保木専務は加工前の畳など実際に触ってもらいながら品質の高さなど説明した。訪日団はお土産や自身が営むレストランに使用するため畳コースターなどの製品を大量に買い求め、満足気な表情を見せていた。
 ブラジル日本食協会の白石マルセロ会長(54)は「ブラジルにも畳はあるが、久保木さんの畳は比べ物にならないほど美しく素晴らしい。サンパウロにあるジャパン・ハウスでレストランとカフェを経営しているが、帰国したら畳の魅力を紹介するイベントを提案したい」と述べた。
 久保木専務は「ブラジルでの展開も新たな目標にしていきたい」と確かな手応えを得ていた。