下の川で水質など調査 須賀川三小5年生が環境学習で活動


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    下の川で環境学習をする須賀川三小の5年生たち

 須賀川三小5年生の環境学習は6日、「私たちが守る須賀川の水」をテーマにメガステージ北側の下の川で行われた。
 総合学習として、 須賀川に清流を取り戻す市民の会との活動を通して水環境を学び、保全へ向けた環境美化と水質浄化活動に、22年間にわたり取り組んでいる。
 市民の会の高橋恒雄会長ら5人、日本技術士会東北本部県支部の小沼千香四支部長ら6人、技術委員会の安藤和哉委員長ら3人、市職員2人を講師に迎え、5年生81人がクラスごとに4、5、6の3日間活動する。
 4日は、1組の齋藤亮子教諭と児童28人が参加し、4種類の水質ペーパー(パックテスト)で検査したあと、児童は胴長を身に付けて実際に川の中に入り、水かさや濁り具合などを観察し、アメリカザリガニ、ハヤ、ドジョウ、川エビ、オタマジャクシなどのほか、ナマズがすくい上げられ、「初めて見た」と声を上げながら、水をきれいにする重要性や自然共生について学んでいた。
 採集した生物は学校に持ち帰って水槽で観察し、9月にもう一度水質検査をして変化を観察し、11月頃に4年生に向け学習成果を発表する予定である。