須賀川市議会の新議長に佐藤議員 大寺議長の辞任で選出


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    佐藤新議長

 須賀川市6月議会の初日、市長選に出馬する大寺正晃議長の辞任に伴い新議長を選出する選挙が行われ、全23票で佐藤暸二議員=6期=を新議長に決定した。
 立候補者は佐藤議員のみだった。
 佐藤議員は所信表明で議会のあるべき姿や役割について地方自治体の政策の実施過程に多面的に参加し、その要所で意思決定を行うことであるとした上で、「市議会はなり手不足や投票率低下などが全国的に課題となる中、半数以上が新議員となるなど新しい空気が呼び込まれている。議員が集中して職務に精励できるよう、経験や知識、先輩たちの教えを活かし、議員の新しい発想や発言に耳を傾け、調和のとれた議会運営を目指したい。また市民から活動が見える議会としての情報発信、タブレットを活用したオンライン会議や研修などにも取り組みたい。執行部とは二元代表制の一翼として是々非々の立場や、民意を伝えていくこと、議会全体の和をもって必要な意見や提言は当局と対等な立場で率直に伝える立場を構築していきたい」と述べた。
 佐藤議員は議長就任に伴い、予算常任委員と議会運営委員を辞任した。
 議会運営委員の後任は深谷勝仁議員が務める。
 なお大寺元議長の辞任は全会一致で可決された。大寺元議長は任期を全うせず辞職したことを謝罪し、感極まった様子で感謝を伝えた。「新たな目標に挑戦していく。これからどのような立場になっても、目指すところは市民の幸せと市の発展。どうかご指導ご鞭撻をお願いしたい」と述べた。