「須賀川を元気に」 大寺氏が市長選出馬会見 給食・教材の無償化など


  • 画像
    「元気な須賀川」を目指す大寺氏

 任期満了に伴い7月14日告示、21日投開票の須賀川市長選で、元市議会議長の大寺正晃氏(62)は7日、議員を辞職した同日にtetteで会見を開き、立候補を正式表明した。大寺氏は「須賀川を元気に」を合言葉に、学校給食費や教材の無償化、防災・減災による安全・安心の構築などに取り組む考えを示した。
 大寺氏は須賀川高(現須賀川創英館高)卒業、平成23年の市議選で初当選し、4期目の昨年9月に市議会議長に就いた。
 東日本大震災をはじめ災害や新型コロナ、物価高騰などにより、市内にまん延する暗い空気を払拭するため、「ひと」「くらし」「しごと」「まち」の各分野に「元気」を注入する必要性を強調する。
 具体的には子育て・教育環境の充実や高齢者のバス無償化、エアコン補助、広域的支援構築による防災・減災対策の推進、地元企業の育成を柱とした商工業振興、福島空港を活かし国内・アジアの販路拡大等に向けたトップセールスの実施、台湾などインバウンド受け入れ強化等を目指す。
 また市民の声に耳を傾けることを大切に、中高生の思いや願いの実現を支援するティーンズ会議も実施したいという。
 このほか様々な事業を見直し、必要性に応じて廃止や休止により財源を確保することで市民に配分できる施策を講じる。
 市長選にはこれまで元市議会副議長の安藤聡氏(53)=桜岡=が立候補を表明しており、新人同士による16年ぶりの一騎打ちになる見込み。